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高齢者の着脱を支援するソフトロボット技術、KAISTとスタンフォード大が共同開発

2026-07-23
高齢者の着脱を支援するソフトロボット技術、KAISTとスタンフォード大が共同開発

韓国科学技術院(KAIST)とスタンフォード大学の研究チームは、空気圧を利用して衣服を身体に沿わせるソフトロボット技術を開発しました。高齢者の自立した生活を支援する画期的な仕組みです。

空気圧で動作するソフトロボット技術

研究チームが開発したのは、布地の中にソフトロボット製のチューブを組み込んだ新しい形態の衣服です。このシステムは、内部に注入される空気圧を制御することで、生地の形状や位置を精密に変化させることが可能です。

従来の衣服とは異なり、この技術を用いたウェアは、着用者の動きに合わせて生地が自動的に適切な位置へと誘導されます。これにより、身体の動きが制限されている人々でも、複雑な動作を伴わずに衣服を着こなすことが可能になります。

高齢者や身体的制限のある人々への活用期待

この技術の主な目的は、加齢に伴う身体機能の低下や、疾患によって着替えに困難を感じている人々をサポートすることにあります。従来の補助器具は、かさばるものや操作が複雑なものが多く、日常生活での導入には課題がありました。

開発されたシステムの特徴は以下の通りです:

  • 柔軟な構造: 布地に統合されたソフトチューブにより、従来の衣服に近い着心地を実現。
  • 空気圧制御: 空気圧を操作することで、特定の部位の生地を動かし、着脱をガイド。
  • 自立支援: 介助者の手を借りずに、一人で衣服を整える能力を向上。

研究の背景と今後の展望

高齢化社会が進む中で、日常生活動作(ADL)の維持は極めて重要な課題となっています。特に「着替え」という動作は、関節の可動域や筋力の低下に直結し、生活の質(QOL)を大きく左右します。

KAISTスタンフォード大学による今回の研究は、ロボティクスとテキスタイル技術を融合させることで、この課題に対する新しいアプローチを提示しました。今後は、より軽量で目立たないデザインへの改良や、バッテリーの長時間駆動、洗濯への耐性といった実用化に向けた課題の解決が期待されます。

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