日本政策金融公庫名古屋支店を家宅捜索、融資資料を押収か―汚職容疑で元職員を逮捕
2026-07-25

日本政策金融公庫の元職員による汚職事件で、愛知県警は25日、名古屋支店に対して家宅捜索を実施し、融資に関する重要書類などの押収に動きました。
名古屋支店への強制捜査
愛知県警の捜査員7人は、25日の午前9時ごろから約2時間にわたり、名古屋市中村区にある日本政策金融公庫名古屋支店への家宅捜索を行いました。捜査当局は、融資審査のプロセスや、過去に行われた融資決定の妥当性を検証するため、関連資料の押収を進めたものとみられます。
融資増額を巡る贈収賄容疑
今回の捜査は、同支店の元職員である松田貴大容疑者(35)が、取引先の経営者に対して不正な便宜を図った疑いに関連しています。警察の調べによりますと、松田容疑者は2021年10月、取引先の経営者に対し、融資額を増やすなどの便宜供与を行った疑いが持たれています。
事件の概要と今後の捜査方針
警察は、松田容疑者が融資額の増額や条件の変更を巡り、経営者側から何らかの利益供与を受けていた可能性があるとみて、事件の全容解明を急いでいます。押収された資料の解析を通じて、以下の点が焦点となります。
- 融資決定に至る審査プロセスの正当性
- 不正な働きかけが行われた具体的な時期と内容
- 他の職員や関係者の関与の有無
公的金融機関である日本政策金融公庫の信用に関わる事態となっており、警察は押収資料に基づき、さらなる余罪や組織的な関与の有無について慎重に裏付け捜査を継続する方針です。

